元町Motomachi
観光タクシーで行く、異国情緒あふれる元町Exotic Motomachi by sightseeing taxi
函館を訪れた際には、元町散策は外すことができません。八幡坂からは、港の美しい景色が一望できます。観光タクシーで移動すれば、函館市旧イギリス領事館や数多くの歴史的建造物、教会など異国情緒あふれる街並みを効率的に巡ることができます。夜景や五稜郭など見どころがたくさんありますが、1、2時間の散策で楽しめる元町エリアは、王道の観光スポットとしておすすめです。観光アドバイザー目線でおすすめコースをご紹介するので、観光タクシーをご利用いただき、函館の魅力を存分に味わってください。
函館は、北海道南部の港町であり、津軽海峡に面しています。1859年に横浜や長崎と共に、国内初の貿易港として開港しました。そのため、外国文化が早くから流入したことが原因で、和洋折衷の建物や洋風の建物が数多く建てられました。今でも、函館市内を歩くと、当時の面影を残す建物が多く残っており、外国人観光客からも人気を集めています。
函館を訪れたら、市電で末広町まで行きましょう。そこで下車して、市電と同じ方向に進んでください。最初の信号で左折し、「基坂(もといざか)」を上ります。この坂は、明治時代に里程元標が立っていたことから、この名前が付きました。途中にある公園の一角には、「ペリー提督来航記念碑」があります。末広町電停から歩いて約5分で行けます。この記念碑は、1854年に米国海軍ペリー提督が率いる5隻の艦船が来航した際に建てられたもので、函館夜景の観賞スポットである函館山を背に函館港を望むように立っています。このスポットは、港町函館の原点に触れられるため、多くの観光客から人気を集めています。
函館観光の定番ともいえる「元町公園」へ足を運んでみましょう。この公園は、函館の港や街並みを一望できる高台に位置しています。公園内には、江戸時代には「箱館奉行所」が設置され、その後は「北海道庁函館支庁」が置かれるなど、長い歴史が刻まれています。園内には史跡や記念碑も多く、歴史好きにもおすすめです。公園は高台に位置しているため、上りながら眺望が広がっていきます。函館の素晴らしい景色と歴史を同時に楽しめるスポットです。公園内には北海道指定有形文化財の建物があり、細部まで凝った造りが美しく、遠くからでも近くからでも写真を撮りたくなるほどです。公園の奥には、左右対称のコロニアルスタイルが特徴の国指定重要文化財「旧函館区公会堂」があります。1910(明治43)年に建てられ、2021(令和3)年春(予定)まで保存修理工事中で休館しています。工事が終了したら、ぜひ訪れてみてください。